ゲームの時間制限は本当に必要か?

今回の内容は、実に炎上しそうな内容になるなあと思いつつ、子供とのゲームの時間を共有した結果を書こうと思う。

その判断は、もちろん親御さんにお任せします。

我が家の方針

我が家には、この春大学を卒業する子から小学生まで4人の子がいますが、昔からのルールで、宿題を済ませたら、やらなきゃいけないことを済ませたらゲームの制限時間はなし。

これを打ちだすには、自分が経験することが必要だろうということで、ゲームが欲しいと言われたときに、これほどまでに子供達がハマるゲームってどんなものなのだろう?と思い、私も子供と一緒にゲームをする時間を持った。

好奇心が服着て歩いているような私なので、すべてに自分の体験からくる持論を持っていたいと思うから。

それと、私自身が4人子供が居ながらにして社会ブランクはたった3年程度。

即ち、三重の遊ぶところもない田舎で、子供たちだけが留守番しているわけなので、やることと言ったらテレビかゲームがなければ、結構厳しいと感じているから。

この度のコロナ騒ぎで学校が休校になり、ずっと家にいるわけで、毎日がゲーム三昧。私が帰ってきてもパジャマのまま、「ちゃんとご飯は食べたの?」なんて会話が毎日繰り広げられている。

上の3人の子たちが小学生のときには、金曜と土曜の夜は夜中まで『桃太郎電鉄』三昧だった。ここから日本や世界の主要都市、名産、産業などを覚えていった。

没頭する感覚を身につけられる

私ができるゲームは、『ぷよぷよ』か『スーパーマリオ』。

こと、『ぷよぷよ』に関しては、我が家で最強。やったことのある人にしかわからない話になるけれど、あれは、どう積み上げるか、どう崩していくかは、かなり頭を使う。

学校が休校になってから、我が家で留守番中の高校生と小学生は、毎日がゲーム祭り。

そんな日々で帰っていくと、小学生から、ぷよぷよ最強の私に挑戦状が届くわけです。上等だ!!

結果、かなり腕を上げてきており、同じレベルで戦っても負けることがでてきた。「もう一回、もう一回」と何度も対戦を求めてくる。意外と負けず嫌いであることにも気づく。

よく親子でスポーツや山登りをするといいよ、という話があるが、そこから得られるものは、同じ目標に向かうことによって絆を深めることと、やり切ったという達成感を味わうことができることだと思うけど、

この感覚をシェアしあう、という意味では、リアルなスポーツでなくてもゲームでも可能である。もちろん、ゲームでは基礎体力はつかないけどね。

ゲームにはそれほどの中毒性があるわけで、そこには集中する、没頭する感覚を身に着けることもできる。

物事に没頭するとは、時間を忘れて集中することのなるので、やり始めると2~3時間は優にたっている。むしろこれぐらいの時間を集中して何かをやり遂げる感覚を身に着けようと思うと、「ゲームは1時間」では到底足りない。

多くの母親はこの集中力をどこかで発揮してほしいと思っているわけだけど、大人さえもやりたいことがわからず、ぼんやり生きている人がほとんどのこの日本で、好きなゲームに没頭できる子供の方が有益なものを体得しているのではないか、とさえ感じる。

今や、電車に乗ってても、大人たちがゲームに夢中になっている人がいっぱい。→経営者に言う!ライバルは同業者ではない!!ゲームに夢中になる大人たちに魅力的なものを売らないと!!

そこで、ゲームは悪、スマホは悪、という考えを一旦、外してみてはどうだろうか?

私の時代はそのゲームに代わるものはマンガだったように思う。学校も社会もマンガはためにならないから、本を読もうと言っていたけど、大人になって、実際、子供時代にマンガが好きで読みあさってきた人は、実に雑学が多い。知恵が働く。ここからもマンガは悪じゃないし、有益なものもあったはず。

私自身は、子供時代は帰ったらピアノの練習が待っていて、マンガを読む時間もなければ、むしろ興味もなかったけど、今、マンガ好きだった友人に会うと、得られる情報がホントに面白い。

日本のアニメ業界は世界でも評価されていて、世界で観られている。世界中の人を虜にするほどのクオリティーの高いものに成長した。

子供たちの進路

こんなノールールの我が家の子供たちの進路を参考に書いておきますね。

現在子供たちは、22歳、19歳、17歳、9歳の、女女男男の構成です。

長女は小4から、県で一番の六年制進学校に行きたいと言い始めて、小5の夏から塾通いがスタート。このあたりからゲームをする時間は減っていきました。高校卒業後は国立大学工学部に入学し、この春卒業(コロナのため卒業式はなし)、東京での就職が決定しています。

次女は小4からお友達に誘われて、ミニバスのスポ少が始まりました。土日も練習や試合のため、ゲームは夏休みや春休みなどの長期休暇時のみになりました。高校もバスケで推薦入学し、が、顧問と合わず2年で退部。韓流ドラマやバラエティーが大好きで、学校の勉強もせずYouTubeを見まくっていた結果、ハングルが書ける読める喋れる状態になり、しょっちゅう韓国行っています。通訳、ライティングが仕事としてできるレベルに。その後、看護学校に入学しましたが、一昨日、やっぱり海外で仕事すると言い出し、やめてきました。

長男は、小3からスポ少がスタート。二つ上の姉と双子のようにセットで育ってきて、姉がスポ少始めてから手持無沙汰でとても暇になり、親が促すかたちでスポーツを始めました。中学も引き続き部活をしていましたが、高校からは部活もせず、ここ2年はゲーム三昧の毎日。大学に進学する気もなく、将来はどうするんでしょうかね、ってとこにいます。

次男は、春から4年生ですが、スポーツにも興味はなく、高校生の兄とゲーム三昧。そろばんを習っていたので、フラッシュ暗算が得意です。3段でやめました。

基本的に私は、人の能力には大差ないと思っています。それこそ、ハマりものができたら、グングンその能力が発揮されていくものだと思っているし、そのハマる何かが早い段階で見つかった人は幸せですよね。そこに時間を費やすことで、体得できるものは多いですから。

我が家のゲーム祭りにもブームがあって、何かのゲームにめっちゃハマっている時があります。でも欲を満たすまでとことんやると、次のことにも集中して取り組みようにもなります。

大人の思い込み

スポ少時代にも気になったのが、大人の言う「子供が決めている」という発言。もちろん、この子がやりたくて始めたんだろうな、と思うケースもありますが、「それ、子供に言わせてないか?」と思う時も多々あります。

子供は親が大好きなので、親の喜ぶ顔を見たいがため、家庭内が温和であるため、不本意ながら、親の顔色うかがって、親の喜ぶように「決める」ケースがたくさんある。

先日も「ゲームの時間も子供が1時間と決めたことで」って言ったお母さんの言葉に私は『んん?』って思いました。ゲームもそこそこ攻略して結果を出そうとすると1時間では攻略できませぬ。お母さんがゲームしてほしくない、という母親の心理に子供が寄り添って1時間って言ってるんだよね。

例えば、今回話題にしているゲームも、ゲームはよくないという思い込みがあるからこそ、時間制限というものが生まれる。これがゲームでなく勉強だったら何時間やってても何も言わないでしょ?時間制限しますか?

こんな感じで世の中には、大人の思い込みのせいで子供たちの能力が抑えられていることって結構あるんですよね。

昔は先人の経験してきたことが本当に参考になりました。でも、テクノロジーの進化の中に生きている現在、猛スピードで新しいものが生み出され価値が変化しています。

スマホ一つとっても、私のほうが圧倒的に長く使っているけど、すでに子供たちの方が使いこなしていて、こちらが、どうやってするの?と聞いている始末。携帯が普及したら公衆電話はいらなくなったように、機器を使いこなし情報の得方の上手な若い子たちは、私たちアラフォー世代よりも、時代の先読みが長けています。これからこんな世の中になるだろう、という見通しに早く気付く。いい加減、年上のプライドを捨てて、若い世代に教わったほうがいい。

どのタイミングでどう変化するかわからないからこそ、旧来のやり方が正しいと子供たちに押し付けたり、今までの常識の範疇で物事を考えるのはとても危険だと思う。

子供は親の持ち物ではないし、別人格で、別の人生を歩んでいきます。その子供が生きようとする人生も一緒に追っていくと、子供の数だけ人生を楽しめるな、っていうのが私の子育てのスタンス。自分と同じ道を歩ませる必要なんてないし。

心配せず、信頼しよう。自分が悩みながらもちゃんと立って歩いてきたなら、その背中に自信を持とう。私が育てた子だから大丈夫!と思えるように、自分自身が磨き、自分を大切に生きよう。1日に1回だけちゃんとしたご飯を食べさせてあげたら、あとはテキトーでも子供はちゃんと愛を受け取ってくれますよ。