長く、医療の中でのアロマセラピーの役割としてお伝えし、自らも活動して参りました。
お薬の代替えとしての自然療法の使い方を資格講座では伝えることが多いのですが、私自身が医療の傍でアロマセラピーケアを使い、大事にしてきた思いなども深くお伝えしています。
そこに共感性を持って、涙して聴いて下さる生徒さんたちもいらっしゃいます。
定期開催している、先日のハンドマッサージ講座でもお話しました、今日のブログはその辺りをシェアしたいと思います。
アロマセラピーの活動を始めた頃は、まず緩和ケア病棟で、ボランティアとして始めました。
現在では、終末期においても、ボランティアではなく有償での活動になっており、ほとんどが口コミでお仕事頂いております。
また近年では、それをブログ記事にすることも、プライバシー保護の観点でやめました。
終末期にあっては、その患者さんのストーリーそのもの。優しく圧をかけない、ほんのりアロマのいい香りが立ち込めるタッチケアは、心穏やかに、痛みからも解放してくれます。
タッチングによるオキシトシン効果は絶大で、心を開示し、いろんな言葉を預かることになります。
家族関係はそれぞれで、素直になれなかったり、心配かけるからと本音で話せないことも多いです。
がんと闘うと言うよりは、がんを通して家族のあり方を見直す機会を与えられているような、そんな気さえしてきます。
私自身も学ばせて頂いています。
さて、セラピー中にいろんなお話を伺いますが、残される家族に対する思いもいっぱい語られます。患者さんのご家族様ともお話させてもらいますので、それぞれの思いを繋げることもしばしば。
特に、亡くなられてから、セラピー中にお預かりした言葉を伝えさせてもらうことは、残されたご家族のグリーフケアにもなり、これができるのとできないのとでは、大きくその後を変えていくことにもなります。
医療の傍でのアロマセラピーの役割は、結構大きな意味がありますし、そこを担うセラピストの側にも、死生観やその仕事の軸となる思いが必要になってきます。
時として、アロマセラピーケアののち、旅立たれることもあり、『先生に穏やかに送って頂いて』と5年経った今でも、命日にメールを下さるご家族もみえます。
とても大事なケアだと思いますし、広がることを強く願いますが、セラピストにも生活がありますので、ボランティアではなく価値のあるケアとして認知され、喜ばれる仕事としての広がりを祈っています。
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