先日、『あした葉』さんで行った講演内容の記事が、大変な反響があり、皆様の関心の深さが伺えます。
実際の患者さんの症例を3つ紹介しました。
ひとつは、子宮ガンで小さなお子様とお別れしたはなし。
ひとつは、小児がんの子供を最期はマッサージして看取ったはなし。
ひとつは、肝臓がんの70代男性のはなし。
終末期医療に携わり、私が感じたこととして、
最期の最期までやってあげることがあった、という思いがあるのと、ないのとでは、看取ったご家族のグリーフケアが随分と違ってくる、ということ。
そして、
下顎呼吸になってからも、タッチケアを行うと、呼吸が変わったり、逆サイドの手が上がってきたりと、何かしらの応答反応がある、ということ。
これらは、
傾聴ボランティアをされている方にお話すると、やはり最期までできるケアにアロマのタッチケアはいいですねぇ、とハンドマッサージを学ばれる方がみえます。
誰でもできるケアがありますよ、が伝えたいこと。
講演を聴いて下さった看護師さんからも、この事例と気づきは、とても心に響いたと仰ってました。
発表する症例は、終末期でのアロマケアが広がりますように、と患者さんが願ってくれ、ご自身のお話を許可してくださったものです。
これからも大切に伝えていきたいです。